つらいことがあると、いつまでこれが続き、いつ抜け出すことができるのかと途方に暮れるときがありますね。
去年の私は、まさにそうでした。
ちょうど母を亡くした年で、母に対してもう少しできることがあったのではという気持ちで苛まれていました。
誰しもそのような気持ちになるようですが、なかなかその状態から立ち直ることができず体調も崩してしまいました。
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食欲もないし、やる気も出ないし、とにかくただただ悲しみだけを感じていたんですね。
ありがたいことに家族もいるので、支えてもらっているし、私は大丈夫と思っていたのに帯状疱疹になったり、ぜんそくになって頻繁に不安感に襲われたり、夜寝付けないということが起こりました。
まるで自分の体ではないようで、コントロールできなかったんですね。
そんな心も体もしんどい時期が1年以上続いて、最近ようやく元気になってきました。
振り返ると、この1年ほどは、ただただ自分と向き合っていました。
自分と向き合うしかなかったんですね。
最初は、自分で自分を責めてばかりいたんです。
もっとこうしていればよかったんじゃないか、というような感じで自分にダメ出しばかりしていました。
生前、母は「今が一番幸せやわ。」と言ってくれていたんですが、それすらも信じられなかったんです。
でも、私ができることはやったんだよ、よく頑張ったね、と自分を認めてあげることが出来てきた頃から体調が良くなってきました。
なかなか人と会いにくい時期でしたので、オンラインで気になったコミュニティーに入ったり、出逢った方たちと交流していくうちに、こういう自分でもいいんだ、と心がほぐれてきました。
自分で自分を責めている間は、なかなか心も体も回復しにくいのだと思います。
結局は、自分を赦すことなのでしょうね。
そのためには、じっくりと自分と向き合うしかなかったんだと思います。
誰しもつらい時期が訪れることがあるかと思います。
私よりもっとつらく、悲しい経験をされている方は多くいらっしゃると思います。
誰かに話を聴いてもらうことはとても大切です。
そして、自分の声をよく聴いてあげることもとても大切だと思います。
いつか、つらい時期がその時の自分にとって必要なことであり、その経験があったからこそ気づけることがあったんだ、と思えるといいですね。