ブログからしばらく離れていました。
気がつくともう8月!
もうお盆ももう終盤です。
時間が過ぎるのは本当に早いですね。
実は実家の売却がスムーズに決まり、ここ数ヶ月ほど片付けや契約など色々な手続きを済ませていたんです。
Contents
実家の維持コストや痛みの問題
母が他界して2年ほど過ぎました。
のらりくらりとお片付けをしていましたが、いつまで経っても荷物が減らないまま。
両親は物のない昭和初期の時代に生まれたので、捨てるよりもいつか使えると思ってたくさんの物を残してくれていました。
実家には週に1度は訪れていましたが、光熱費や火災保険といった費用も掛かることから、ちょっとしたストレスになっていたんです。
住んでいない家はすぐに痛みが出ると聞きますが、実家も少しずつ痛みが出始めていました。
片付けが進まないけれど、いつまでこの状態を続けるか、という現実から売却に踏み切ることにしました。
実家の査定を依頼
売却を決めたら、まず不動産屋さんに査定をお願いすることにしました。
ちなみに、実家を相続したら、不動産屋さんから毎日何件も不動産売却や買取相談のダイレクトメールが届いていました。
これは、登記簿に新しい所有者と住所が記載されるため仕方がない様です。
知らなかったのですが、登記事項証明書(登記簿謄本)は本人でなくても法務局に行けば誰でも取得できるんですね。
(登記事項証明書とは、法務局で管理されている不動産の所有者や情報が記載されたものです。)
そのため、不動産屋さんは新しく登記された物件を探して、所有者に売却買取などの相談などを持ちかけているのかなと思います。
誰でも知っている大手不動産会社ももちろんですが、聞き覚えのない不動産屋さんからもたくさんダイレクトメールが送られてきました。
私はその中から気になった会社をピックアップし、イエウールで検索した不動産屋さんと合わせて5社に査定を依頼しました。
「家の状態」は綺麗な状態がベスト
査定にあたって気になった点が、「家の状態」です。
当たり前かもしれませんが、綺麗な状態に越したことはありません。
当たり前のことでしょうが。。汗
まだまだ片付けが終わっていない実家。
モノが散らかった部屋を見せるのは気が引けましたし、何しろ心象が悪いですよね。
しかし、査定をしてもらうには、実際に家の状態を見てもらわなくてはいけません。
売主としては、少しでも高く売りたいので、査定に響くのでは、、、と頭を過りました。
少しでも綺麗にみせておきたかったのですが、まとまった時間を取れず片付け中の散らかった状態でお願いしました。
不動産屋さんによると、内覧してもらう際にはやはり綺麗な状態の方が買主さんもイメージが湧きやすく良いそうです。
それはそうですよね。汚い部屋のままでは、入居後のイメージも湧きにくいです。
逆に、家具などはあった方がイメージがつきやすくて良いのだそう。
査定は相見積もりをとる
不動産屋さん、といっても色々な会社があります。
基本的に買取と仲介を考えていましたが、買取となると安く買い叩かれる可能性が高いように感じました。
査定当日に、約束の時間になっても現れない不動産屋さんがいらっしゃいました。
ビックリですよね!笑
電話してみると、「今から行きます。」と。。
こういった不動産屋さんはごく稀だと思いますが、こちらとしても売却を真剣に考えているので、真摯に向き合ってくださる不動産屋さんにお願いしたいものです。
もちろん、その不動産屋さんとは契約しませんでしたが。
其々の不動産屋さんによって査定する視点が違って、とても勉強になりました。
どこか一社に決めなければいけないわけです。
高く査定して下さった不動産屋さんもいましたが、このくらいが妥当と思われる査定金額を出してくれた経験豊富そうな方に仲介をお願いしました。
適正価格とタイミング
結果、実家の売却がすぐに決まりました。
不動産売却はある程度の適正価格とタイミングかなと思いました。
適正価格と言っても、それってどのくらい?って思いますよね。
固定資産税の評価額を確認し、路線価を調べ、そして不動産屋さんの査定額を参考にしました。
不動産屋さんによると、実際にレインズという不動産情報ネットワークに載せてみないとわからないようです。
ですから、不動産屋さんの査定価格を、相見積もりを取ることが大切だと思いました。
また、不動産を売るのにベストなタイミングがあります。
季節的に2〜3月くらいの新年度の時期は需要が高まるため、好条件で売れやすいそうです。
私の場合は、4月に入っていたのでちょうど閑散期でした。
閑散期だから次のタイミングまで待つべきか悩みましたが、売却を決めた「今」がタイミングだと思いました。
余談ですが、実際に売買手続きをする直前で、「現在の査定価格より高く売ります!」と連絡して来られた不動産屋さんもおられました。
こちらは仲介を頼んでいた不動産屋さんがいますから、その誘惑には負けませんでしたが笑、中には不動産屋さんを乗り換えられる方もおられるそうです。
いくら査定価格を高くして売却すると言われても、実際にそのお値段で物件が売れるという保証はありません。
もう少し高くても売れるかもしれないと言う可能性もありましたが、市場価値に合わせて段階的に売却代金を引き下げていかなければいけないリスクもあります。
こういう状況は、不動産業界から見るとあまり良いイメージには映らないようです。
結局のところ、レインズに実際に出してみないと適正価格はわからない、というところなんでしょうけれど。
あまりにもかけ離れた価格にしてしまうのは売るタイミングを逃し兼ねないかもしれません。
お仏壇の片付け
実家のお片付けで一番悩んだのが「お仏壇の片付け」でした。
どのように片付け(処分)すればいいか、とても悩みました。
檀家をしていたお寺さんとはもうすでにご縁がなくなっていましたので、相談することができなかったからです。
そこで、どのような片付け方があるのか色々と調べてみました。
- 菩提寺のお寺さん
- 仏壇屋さん
- 仏壇供養専門店
- 自治体
ネットではお仏壇を供養して処分してくれる業者さんがいくつかありました。
ただ、実家の仏壇は祖父母や両親が大切にしてきたものなので、なんとなくネットで見つけた業者さんにお願いする気持ちになれませんでした。
もちろん、きちんと供養してくださる業者さんもいらっしゃるでしょうけれど、実際はどうかわからないということもあるかと思います。
そこで、関西では有名なお仏壇の浜屋さんに聞いてみたところ、供養してお引き取りしてくれることがわかりました。
費用は6〜10万円くらいです。
お仏壇の状態、仏壇の大きさなどから見積もりをしてもらいました。
まず、仏壇を処分するには、まず魂抜きをしていただく必要があります。
我が家は、檀家を抜けるときにお願いしていましたのでその点では必要ありませんでした。
そして、大きさです。
幅と高さ、奥行きによって、運ぶ人数が必要なので価格が変動するそうです。
実家のお仏壇は思ったより大きかったので、費用もかかることは覚悟していましたが、見積もり金額は8万円ほどでした。
購入したお仏壇屋さんがわからなかったので、思い当るお仏壇やさんに処分をお願いできないか聞いてみましたが、場所が遠いのもありあまり積極的ではないと感じました。
それでも、引き取り先がなければ引き受けてくれるとのことで、見積もり金額は11万円とプラス運賃がかかると言うことでした。
最後に自治体です。
自治体ですと、数千円くらいで粗大ゴミとして処分されるようです。
お仏壇を粗大ゴミとして出される方が最近は増えてきているそうですが、やはり私には抵抗がありました。
お仏壇を継承はできないけれど、出来るだけ供養という形で処分をしたかったのです。
結果、実家のお仏壇は浜屋さんにお願いしました。
引き取って頂いた後は、心からホッとしてスッキリ気持ちになりました。
最後の片付け
必要なもの以外は置いておいても良いことでしたので、必要なもの、置いておけないもの以外の荷物や大きな家具類は全て実家に置いてきました。
それでもたくさんの荷物を自宅へ運びました。
使えるものは自宅で使い、売れそうなものは売り、一部は寄付して、使えないものは処分することにしています。
まだ両親が健在だった頃、父に断捨離を勧めていましたが、私の言い方が悪かったのでしょう。
父は頑なにどんなものも捨てることを拒んでいました。
その時に、もう少し父への配慮のある言い方をしていれば、納得してくれたのかもしれません。
ですから、心でごめんねと言いつつ、ただ捨てるだけではなく、活かせるものはどこかで活かしてもらえば喜んでくれるといいなと思いながら残りの荷物を片付けています。
まとめ
片づけられない実家が2ヶ月で片付いたのは、先に売却を決めてしまったからです。
買主さんに引き渡す日が決まれば、それまでになんとかしなければいけません。
期限を決めることで、片付いた、と言うことです。
思えば、一夜漬けでテストをするのと同じですね^^;
もし、私と同じようになかなか片付けられない方は、いつまでにこれだけは、ここだけは片付けよう、と決めてしまうと良いかもしれませんね。
少しでも参考になることがあれば幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました^^