手足が冷えると言うことだけが「冷え」ではありません。
単なる「冷え」ではなく、実は意外と深い意味合いがあります。
冷えとりの観点から「冷え」について考察していきますね。
Contents
- 下半身が冷たく、上半身が熱い
- 体の表面は温かいが、内面は冷えている
- 体を冷やす冷たい食べ物を摂りすぎている
- 心の乱れ
私もそうですが、女性は冷えを感じる方が少なくないと思います。
身体の下半身が冷たく上半身が熱いといった温度差だけでなく、足元を温かくしていてもそれ以上に上半身が温かい状態も「冷え」の状態であると言えます。
そして、冷えは冬だけではなくて夏にも起こります。
冬は、環境においても「冷え」の状態になりやすいですね。
温かい空気が上にあがり冷たい空気が下にいくので、部屋全体をサーキュレーターなどを使って冷たい空気を循環させてあげると良いですね。
テレビなどで、からだのどの部分が温かいかがわかるサーモグラフィーを見られたことがあるかと思います。
体表は赤く温かいのに、内部は青く冷たい状態になっている場合も「冷え」の状態。
表面は火照っているけれど、からだの奥深くには冷えが溜まっているのです。
その場合、からだは相当冷えていると考えられます。
食べ物には陰性のもの、陽性のものがあると考えられています。
また、陰性でも陽性でもない、中庸のものもあります。
人も陰性体質・陽性体質があると考えられるので、陰性体質の方は陽性の食べ物を多めにとり、陽性体質の方は陰性の食べ物を多めにとるとバランスがとれるようです。
あまり神経質にとらえるのではなく、ほどほどにするのが良いようです。
私は陰性体質なので、陽性のものと中庸のものばかりを食べていたことがありました。
これではバランスが悪く、体から良くないものに対する抵抗力が抜けてしまうそうです。
何でもそうですが、完璧を求めず、腹八分目、80点をとれればいいようです。
「冷え」は心の乱れからも影響します。
自分本位でいると、イライラしたりクヨクヨしたりと感情に左右されてしまいます。
そうなると頭に血が昇り、足元が冷えて循環が悪くなり冷えてしまうのだそうです。
心の乱れはその傾向によって、体の各臓器にも影響します。
大丈夫なんとかなる、このくらいでいい、思いやりを忘れず感謝の気持ちでいる、というような状態でいると心も体にもいいのではないでしょうか。
私も常に温かい気持ちになりたいと思いますが、日々の出来事に左右されてしまいます。
これも私にとって必要な鍛錬なのだろうと思うようにしています。
「冷え」は単なる手先の冷たさを感じることだけではないのですね。
「冷え」を解消していくには、入浴などで物理的に温める、陰性体質の方は温性の食品を多めに食べ、心持ちを良くすること。
その上で一番大切なのは、完璧を求めすぎないこと。
私も冷えとりを楽しみながら、80点を目指して、「冷え」を解消していくために実践していきます。
ご一緒にトライしていきましょうね。