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お片付けからみえる過去との向き合い方

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収納があるのはいいのか悪いのか

実家へは車で約1時間ほどの場所にあります。

もう今は誰も住んでいないので、今後を見据えてお片付け中です。

使っていないものばかりだし、お片付けするのはそんなに大変ではないと思っていました。

ところが、思ったより大変だったことに気づいたのです。

いるものいらないものを整理して片付ける、だけではないんですね。

実家には、父と母の遺してくれたもの、私の独身時代からのもの、そして兄が残していった荷物もあります。

実家は収納する押し入れが割と多く設計されているので、たくさんのものを収納できるようになっているんです。

入居当時は、母は「収納できる場所がたくさんあっていいわ。」なんて言っていましたけれども。

退去を考えて荷物整理をするとなると、これが逆転しました。

NGワード

父も母も昭和一桁生まれで、戦争時代はまだ小学生で、もののない時代を生き抜いてきました。

ですから、捨てると言う選択肢はほとんど皆無だったんですね。

いただいたものは使わなくても押し入れに詰め込まれ、日用品のストックも欠かせませんでした。

使わなくなったものも、いつか使うかもしれないと押し入れ行きになっていたようです。

年を重ねるようになると、判断するのにも鈍くなっていきます。

生前の父とは、お片付けするのに「捨てる」というと、必ず言い合いになったものです。

「捨てる」はNGワードだと知りつつ、つい私も使わないものなんだから捨てよう、と言っていました。

もうちょっと配慮した言葉遣いができればよかったのでしょうけれど、その頃の私は今よりもっと上手く伝えることができなかったんですね。

思い出から自分と向き合う時間

今はもう残されたものをどう処分するかは、兄と私次第なのであっという間にお片付けできると思っていたら、また違う壁が立ちはだかりました。

それは、過去との思い出です。

お片付けは、過去にカタをつけること、と言いますが、まさに直面することなんですね。

今まで気にならなかったものなのに、もう一度手にとってみると過去のストーリーが蘇るのです。

また、こんなものを?と思うものを見つけては、捨てきれなかった想いがあったのだろうと思うと、処分するのに躊躇してしまいます。

過去にあったいい思い出もそうでないことも、私自身がその気持ちを昇華させ、今を生きるためにも大切なプロセスとして、焦らずに手放していきたいです。

本当に大切なものは、心の中に必ず残っていますね。

ものをその象徴として残しておかなくても良いのだと、自分との対話を繰り返しながら今日も作業を進めていこうと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございます♡

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